2025/07/10 更新

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コンドウ ヒロシ
近藤 宏
KONDO HIROSHI
所属
学芸学部 多文化・国際協力学科 准教授
職名
准教授

研究キーワード

  • 中南米

  • 先住民

  • 所有

  • ラテンアメリカ

  • 気候変動

研究分野

  • 人文・社会 / 文化人類学、民俗学

経歴

  • 神奈川大学   人間科学部 人間科学科   准教授

    2021年4月 - 2025年3月

  • 早稲田大学 教育総合科学学術院   複合文化学科   助教

    2019年4月 - 2021年3月

所属学協会

  • 現代文化人類学会

    2019年1月

  • Society of Anthropology for Lowland South America

  • 社会思想史学会

  • 日本文化人類学会

  • 日本ラテンアメリカ学会

 

論文

  • 種による記述、あるいは複製される身体表面 ――パナマ東部先住民エンベラによる「自然の叙述」 招待

    近藤宏

    文化人類学研究   22   54 - 79   2021年12月

  • ドムスの隙間から見る関係性の関係――パナマ東部先住民エンベラのブタ飼育 査読

    近藤 宏

    文化人類学   85 ( 3 )   416 - 435   2020年12月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

書籍等出版物

  • その空間を統治するのはだれか : フロンティア空間の人類学 = Who controls the space? : the anthropology of territorial governance

    佐川 徹 , 岡野 英之 , 大澤 隆将, 池谷 和信, 武内 進一, 後藤 健志 , 宮地 隆廣 , 寺内 大左, 鈴木 佑記 , 桐越 仁美, 久保 忠行, 二文字屋 脩 , 近藤 宏

    ナカニシヤ出版  2025年  ( ISBN:9784779518171

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    記述言語:日本語

    CiNii Books

  • 『辺境からコロンビアを見る』

    ( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 第7章 二面性という周縁ーー国内避難民の可視性について pp.197-225)

    2024年8月 

  • 思想としてのアナキズム

    森, 元斎( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 第九章 社会の考えそこない pp.177-199)

    以文社  2024年3月  ( ISBN:9784753103829

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    総ページ数:xvi, 288p   記述言語:日本語

    CiNii Books

  • 世界ぐるぐる怪異紀行 : どうして"わからないもの"はこわいの?

    奥野 克巳 , 川口 幸大 , Grigore Irina, 近藤 宏 , 平野 智佳子, 福井 栄二郎, 藤原 潤子 , 古川 不可知 , 村津 蘭

    河出書房新社  2024年  ( ISBN:9784309617626

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    記述言語:日本語

    CiNii Books

  • 思想としてのアナキズム

    森 元斎 , 森 啓輔 (社会学), 清水 知子 , 栗原 康 , 高橋 采花, 近藤 和敬 , 中西 淳貴, 渡辺 一樹 , 近藤 宏 , 成瀬 正憲 , 川上 幸之介 , 東 志保

    以文社  2024年  ( ISBN:9784753103829

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    記述言語:日本語

    CiNii Books

  • 辺境からコロンビアを見る : 可視性と周縁性の相克 = Revisitar Colombia desde sus periferias : entre la visibilidad y la marginalidad

    幡谷 則子 , 千代 勇一 , 松丸 進, 柴田 修子 , ブルバーノ G. ダビッド, 近藤 宏

    Sophia University Press上智大学出版  2024年  ( ISBN:9784324114506

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    記述言語:日本語

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  • 『構造と自然――哲学と人類学の交錯』

    檜垣立哉, 山崎吾郎( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 第七章「レヴィ=ストロースにおける階層と不均衡」 p.151-179.)

    勁草書房  2022年12月  ( ISBN:9784326103140

  • 構造と自然 : 哲学と人類学の交錯

    桧垣 立哉 , 山崎 吾郎 , 磯 直樹 , 久保 明教 , 小林 徹 , 近藤 和敬 , 近藤 宏 , 里見 龍樹 , 山森 裕毅

    勁草書房  2022年  ( ISBN:9784326103140

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    記述言語:日本語

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  • マンガ版 マルチスピーシーズ人類学

    奥野克己, シンジルト, 編]MOSA[マンガ( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 第五章 「支配から逃れる運動線」 pp.199-216.)

    2021年11月 

  • No Life, No Forest

    柳澤雅之, 阿部健一( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 第4章「〈持続可能性〉の時代と未来」)

    京都大学学術出版会  2021年3月 

  • 現代フランス哲学入門

    川口, 茂雄, 越門, 勝彦, 三宅, 岳史( 担当: 分担執筆 ,  範囲: レヴィ=ストロース pp.230-234)

    ミネルヴァ書房  2020年7月  ( ISBN:9784623084982

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    総ページ数:vii, 408, 23p   記述言語:日本語

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MISC

  • ロジャーの夢/眠り、ケースメントの真実、先住⺠の記憶 招待

    近藤宏

    『マリオ・バルガス=リョサ『ケルト⼈の夢』を読むワークショップ成果報告集』   4 - 18   2024年10月

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    掲載種別:速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)  

  • 【事典項目】「アマゾン」 招待

    『世界の冠婚葬祭事典』(川田牧人・松田素二編)丸善出版   2023年12月

  • 【書評】ティム・インゴルド著『生きていること』左右社

    近藤宏

    図書新聞   ( 3535 )   3   2022年3月

  • 森の思考を聞き取る人類学

    エドゥアルド・コーン, インタビュー

    『More Than Human』以文社   2021年9月

  • 【翻訳・改題】祖父の時代のはしか――ブラジル先住民とCOVID-19

    カルロス・ファウスト, パウロ・ブル, (近藤宏訳)

    以文社HP   2021年3月

  • 【事典項目】「ヤノマミ」 招待

    近藤宏

    『ラテンアメリカ文化事典』ラテンアメリカ文化事典編集委員会[編]   152 - 153   2021年1月

  • 【翻訳】「森のなかの死――covid-19とアマゾニア先住民族」

    V. アパレシーダ著, (近藤宏訳)

    『世界』936、pp.141-149   936   141 - 149   2020年8月

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講演・口頭発表等

  • ロジャーのアマゾン、ケースメントのアマゾン

    ワークショップ/移動の文学、文学の移動、マリオ・バルガス=リョサ『ケルト人の夢』を読む ~多面体としての文学~  2022年6月25日 

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    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

  • 人類学的議論における「二重」

    近藤宏

    マテリアマインド第二回全体会議  2025年1月11日 

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    会議種別:ポスター発表  

  • 国内避難民をめぐる真偽の言説と可視化の効果

    近藤宏

    第43回日本ラテンアメリカ学会定期大会  2022年6月4日 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

  • La movilidad de los desplazados indígenas y su potencia política en Colombia

    Hiroshi KONDO

    LASA 2024 Bogotá  2024年6月13日 

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    記述言語:スペイン語  

  • Framed landscape: Effects of Maps in the Forest Managements Project among the Embera in Panama

    2021 SALSA XIII Biennial Conference  2021年6月22日 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

  • 「フロンティア空間」と「境界に住まう者」: コロンビア、国内避難先住民の移動と闘争

    近藤宏

    第55回文化人類学会研究大会  2021年5月31日 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

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共同研究・競争的資金等の研究

  • 民族誌研究による認知世界の拡張メカニズムの解明(行動と制度班)

    研究課題/領域番号:24H02198  2024年04月 - 2029年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  学術変革領域研究(A)

    大西 秀之, 小谷 真吾, 近藤 宏, 長井 謙治, 中尾 世治, 平川 ひろみ, 山口 未花子

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    配分額:108940000円 ( 直接経費:83800000円 、 間接経費:25140000円 )

    本計画研究では、地球上のさまざまな環境で居住する人びとを対象とし、特に現地の日々の暮らしを支えている技術的実践や社会制度に焦点を当てた民族誌調査を行うなかから、当該集団が獲得し維持している多様な認知能力の把握に努める。また近代化やグローバル化などを契機として、当該集団に引き起こされた認知変容に注目し、その要因やメカニズムの解明を試みる。さらには、エコシステム論的アプローチ、フィールドでの実験研究、文献史料を用いた歴史的遡及法などの方法論を導入し、身体レベルのミクロから集団レベルのマクロに至る認知変容の多角的な読み解きを行い、本領域研究が掲げる「ヒトとモノとの共創関係」を追究する。

  • 南米低地先住民エンベラと植物の相互作用に関する民族誌的研究

    研究課題/領域番号:24K04458  2024年04月 - 2029年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    近藤 宏

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    配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )

    パナマ・コロンビアに暮らす先住民エンベラの三つのリサーチサイトで、民族誌的調査を行なう。それぞれのサイトで、植物に固有の繁殖の仕方とそれによって生じる環境の変容に注目し、植物と人との相互作用を民族誌的に記述する。社会状況が異なるそれぞれのサイトでの事象を比較しながら考察し、「人新世」的状況を生き存えるなかで人びとが培う、相互作用の実践や変容する自然の捉え方を明らかにする

  • 地域知と科学との対話による 公正で持続的な狩猟マネジメント

    2023年03月 - 2030年04月

    総合地球環境学研究所  実践プロジェクト 

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    担当区分:連携研究者 

  • 南米コロンビアの都市避難先住民から見る「多文化主義」をめぐる人類学的研究

    研究課題/領域番号:19K13472  2019年04月 - 2024年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究

    近藤 宏

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    配分額:3510000円 ( 直接経費:2700000円 、 間接経費:810000円 )

    本研究計画では、コロンビア共和国で内戦の影響によって都市部に避難民として暮らす先住民エンベラで、彼らが直面する社会状況を通して、先住民の生を特定の領域と結びつける社会制度化された多文化主義について考察する。半世紀近く続いてきたコロンビアの内戦では、非合法武装勢力支配が長らく続いた地域と、首都圏などで被害状況に偏りがあり、先住民の諸集団は、「強制的避難移住 を含め、多様な被害にあってきた。集落を一度は離れ都市部に移住した先住民も、そこで直面するさまざまな困難ゆえに、さらに別の場所への移動を模索している。彼らが思い描く、過去・現在・未来の期待について考える。
    コロンビア国内で国内避難民となった先住民たちは、被害者団体を組織している。その活動や、その団体に参加する人びとの暮らしには、コロンビアで広く見られる「同化」という発想、あるいは、特定の領土と文化を一体と見なす多文化主義的想像力の枠組には収まらない考え方を見出すことができる。同化の考え方では、都市に暮らすことは先住民的文化の「死」をもたらすきっかけとされる。ところが、国内避難民である先住民たちは、文化活動や、植物を利用したミクロな空間構築によって、なお先住民として生きている。
    コロンビア国内において、先住民が生地を追われ国内避難民となっている状況について、先住民自身が「可視化」のための活動を行なわねばならないほど、十分な研究の蓄積はない。本研究は、マイノリティのなかのマイナーな生き方に光をあてるという意義がある。同時に、権利をめぐる問いのなかで、特定の場所に生きる民としてイメージされやすい先住民を新たな角度からとらえ、そこに多文化主義的想像力への批判のきっかけを見つけている。この点は、移動を余儀なくされる人びとを「問題視」する考え方の問い直しを可能にする。

  • ラテンアメリカにおける政治的カタストロフ後の日常的位相

    研究課題/領域番号:23K20056  2018年04月 - 2025年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    石田 智恵, 狐崎 知己, 近藤 宏, 柴田 修子, 内藤 順子, 細谷 広美, 渡部 奈々

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    配分額:17290000円 ( 直接経費:13300000円 、 間接経費:3990000円 )

    本研究はラテンアメリカ地域を対象に、内戦・紛争・虐殺・弾圧などの政治的カタストロフを経験した社会に関して、制度的解決や平和構築の枠組みに含まれない側面に注目し、カタストロフ以降を生きる人びとの日常的現実を明らかにすることを目的とする。
    メンバーがそれぞれ対象とするラテンアメリカ各国・地域の独自の文脈に即し、暴力的な出来事がいかに日常生活に作用してきたのかを現地調査を通じて明らかにする。
    これらの成果を集約し、日常性という視点の重要性を広く提起することで、移行期正義の枠組みに捕われないポストカタストロフ研究の議論の深化に貢献することを目指す。
    2023年度は、1)研究代表者が過去数年間にCOVID-19拡大の影響および産前産後休暇・育児休業の取得により延期していた現地調査(アルゼンチン、ブエノスアイレス)と、2)本プロジェクトの集大成となる論文集の刊行に向けた執筆 を主に進めた。
    <BR>
    1)現地調査の主たる目的として、アルゼンチンの「記憶・真実・正義」を求める市民運動において近年進む世代交代と議論の変化・展開を検討することを目的として、被害者(「失踪者」)の子と、加害者(軍・警察関係者)の子それぞれの組織化についてインタビュー調査を予定し調整していたが、いずれも先方の事情により実現にいたらず、次の調査時に再調整することとなった。代わりに、複数の「記憶の場所」の運営スタッフにインタビューを実施したほか、被害者家族の団体のメンバーにも聴き取りを行なった。さらに、人権組織に所属する活動家でもある研究者のM・シルベイラ氏(ブエノスアイレス大学ほか、ジェノサイド研究)との面談を通じて、アルゼンチン新政権下での人権運動の趨勢、目下の調査活動などについて情報・意見交流を行なった。
    <BR>
    2)論文集作成に向け、メンバー(研究代表者・研究分担者)内で研究会を複数回実施した。研究会ではメンバー個々がこれまでの調査(グアテマラ、エルサルバドル、コロンビア、ペルー、チリ、アルゼンチン)等の研究活動に基づき、新たな考察を含む執筆内容の構想を発表を行ない、議論した。これをふまえてメンバー各々が自身の原稿執筆を進めた。
    予定していたとおりアルゼンチン現地調査と論文集作成を進め、いずれにおいても有意義な成果が得られた点で順調に進展していると言える。新たな研究交流やイベントなど、予定していたこと以外の活動はほとんどできなかったため、計画以上に進展しているとは言えない。
    次年度は最終年度となるため、論文集を完成させ、成果公開に努めるとともに、これまでに培った海外の研究者との関係を次のプロジェクトに発展させるべく交流を深める。具体的には海外からゲストを招いて講演会もしくはワークショップを開催し、本プロジェクトのメンバーの研究成果をふまえて議論する。

  • ラテンアメリカにおける政治的カタストロフ後の日常的位相

    研究課題/領域番号:18H03453  2018年04月 - 2023年03月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

    石田 智恵, 渡部 奈々, 近藤 宏, 内藤 順子, 狐崎 知己, 柴田 修子, 細谷 広美

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    配分額:17290000円 ( 直接経費:13300000円 、 間接経費:3990000円 )

    初年度となる2018年度は、研究代表者・分担者それぞれのフィールドでの調査の進展、および本研究課題にかかわる海外の研究者との交流に注力した。
    分担者の狐崎はエルサルバドルにおいて恩赦法の撤回問題と移行期正義をテーマとする研究機関と人権団体からのヒアリングを行うとともに、東部地域では紛争後帰還難民の日常的位相について生活改善アプローチからの実証評価に必要な情報収集を行った。細谷はペルー調査において、紛争をテーマに作品制作を行なう先住民民俗芸術家にインタビューし、先住民のコスモロジーと紛争経験の関係、また紛争後の平和構築のプロセスを通じた作品の変化を分析した。内藤はチリの人びとが軍政後に展開している社会運動的な大小さまざまな実践に焦点を絞り、意識的・無意識的な日常の取り戻し方あるいは人権保障やトラウマ解消などの追求の様子を調査・考察した。柴田はコロンビアにおけるポスト紛争期の日常的位相に関して文献収集および聞き取り調査(トゥマコ市)を行ない、紛争後に新たに誕生した元FARC構成員によるグループの動向について情報を得た。近藤は、コロンビア・キブド県での調査で、現地先住民組織を介して20名以上の強制移住被害者のライフヒストリーの聞き取りを行なった。渡部はアルゼンチン・ブエノスアイレスで調査を行ない、民政移管後の宗教の変容に関する文献収集、現地研究者との面談交流、強制拉致被害者の聞き取り調査、デモ参与観察などを実施した。石田(代表者)はブエノスアイレスでの調査で、軍政期の暴力の記憶に関して近年特に注目されている性暴力に関する人権組織の取り組みについて、活動家・被害者らに聞き取りを実施した。
    3月には、ペルー内戦後の秘密墓地発掘の政治性と、先住民系の行方不明者家族の諸実践の関わりを調査研究する文化人類学者イサイアス・ロハス-ペレス氏(米ラトガーズ大学)を招聘し、公開講演会を開催した。

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担当経験のある授業科目

  • スペイン語の基礎

    2019年4月
    機関名:早稲田大学

  • 地域研究(ラテンアメリカ地域)

    2019年4月
    機関名:成蹊大学

  • リサーチマネジメント

    機関名:立命館大学先端総合学術研究科

  • 入門演習

    機関名:立教大学

  • 多文化コミュニケーション

    機関名:立命館大学産業社会学部

  • 文化人類学入門

    機関名:立命館大学理工学部、産業社会学部、経営学部、経済学部

  • 文化人類学特殊

    機関名:慶應義塾大学

  • 演習

    機関名:立教大学

  • スペイン語

    機関名:滋賀大学教育学部

  • ラテンアメリカ社会文化論

    機関名:甲南女子大学文学部

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