2023/07/26 更新

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スズキ タカヒサ
鈴木 貴久
SUZUKI Takahisa
所属
総合政策学部 総合政策学科 准教授
職名
准教授

学位

  • 博士(学術) ( 2015年3月   総合研究大学院大学 )

  • 修士(工学) ( 2008年3月   東京工業大学 )

研究キーワード

  • ゴシップ

  • メディア・コミュニケーション

  • 協力

  • 数理社会学

  • 社会シミュレーション

  • 社会心理学

  • 評判

  • ICT

研究分野

  • 情報通信 / ウェブ情報学、サービス情報学

  • 人文・社会 / 図書館情報学、人文社会情報学

  • 人文・社会 / 社会学

  • 人文・社会 / 社会心理学

経歴

  • 津田塾大学   総合政策学部 総合政策学科   特任助教

    2017年4月 - 2021年3月

  • 津田塾大学   特任助教

    2016年4月 - 2017年3月

  • 学習院大学   非常勤講師

    2015年9月 - 2020年3月

所属学協会

  • 日本教育工学会

    2014年6月 - 現在

  • 日本人間行動進化学会

    2012年10月 - 現在

  • 日本社会心理学会

    2009年5月 - 現在

  • 数理社会学会

    2009年5月 - 現在

  • International Communication Association

  • 人間行動進化学会

  • 数理社会学会

  • 日本教育工学会

  • 日本社会心理学会

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論文

  • 間接互恵状況下の他者評価においてAIと人間のどちらが支持されるか

    山本 仁志, 鈴木 貴久

    人工知能学会全国大会論文集   JSAI2023 ( 0 )   4D2GS1102 - 4D2GS1102   2023年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 人工知能学会  

    <p>人工知能(AI)関連技術の急速な発展により人とAIの共存は世界的に大きな課題となっている。AIの普及はサービスの自動化にとどまらず人間の行動に対する評価にも応用されていくと考えられる。人間の行動の評価は、人間社会にとって不可欠な課題である。なぜなら、人々が互いの行動を評価し評価を共有する間接互恵性と呼ばれる仕組みが、大規模な相互協力を維持するための基本的な仕組みだからである。そこで本研究では間接互恵状況における正当化される非協力に着目する。正当化される非協力を受け入れる度合いが人間とAIの評価でどのように異なるか、また、その違いを決定する要因を分析した。その結果、正当化される非協力を良いと判断するAIは同じ判断をする人より高く評価されることが分かった。</p>

    DOI: 10.11517/pjsai.jsai2023.0_4d2gs1102

    CiNii Research

  • 預貯金・生命保険への高齢期の投資行動に関する考察

    税所 真也, 角 能, 川口 航史, 鈴木 貴久

    生命保険論集   2021 ( 216-SpecialIssue )   143 - 154   2021年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:公益財団法人 生命保険文化センター  

    DOI: 10.51107/jilijournal.2021.216-specialissue_143

    CiNii Research

  • Justified defection is neither justified nor unjustified in indirect reciprocity 査読

    Hitoshi Yamamoto, Takahisa Suzuki, Ryohei Umetani

    PLOS ONE   15 ( 6 )   e0235137 - e0235137   2020年6月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:Public Library of Science (PLoS)  

    DOI: 10.1371/journal.pone.0235137

  • Mortality Salience and Mobile Voice Calling: A Case of a Massive Natural Disaster 査読

    Suzuki, T., Kobayashi, T., Boase, J., Tanaka, Y., Wakimoto, R., & Suzuki, T.

    Communication Research   2020年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Data-Driven Decision-Making in Cyber-Physical Integrated Society 招待

    Sonehara, N, Suzuki, T, Kodate, A, Wakahara, T, Sakai, Y, Ichifuji, Y, Fujii, H, Yoshii, H

    IEICE TRANSACTIONS on Information and Systems   102 ( 9 )   1607 - 1616   2019年10月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Political Conversations as Civic Engagement: Examining Patterns from Mobile Communication Logs in Japan. 査読

    Suzuki, T., Kobayashi, T., & Boase, J.

    In R. Wei (Eds.) Mobile Media, Political Participation, and Civic Activism in Asia.   57 - 79   2016年8月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)  

    その他リンク: http://link.springer.com/chapter/10.1007/978-94-024-0917-8_4

  • Reconnecting here and there: The reactivation of dormant ties in the US and Japan 査読

    Boase, J., Kobayashi, T., Schrock, A., Suzuki, T. & Suzuki, T.

    American Behavioral Scientist   59 ( 8 )   931 - 945   2015年4月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Emerging from the cocoon? Revisiting the tele-cocooning hypothesis in the smartphone era 査読

    Kobayashi, T., Boase, J., Suzuki, T., & Suzuki, T.

    Journal of Computer-Mediated Communication   20 ( 3 )   330 - 345   2015年2月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 評判生成規範の類型がパーソナル・ネットワークのサイズに及ぼす効果 査読

    鈴木貴久,小林哲郎

    社会心理学研究   30 ( 2 )   99 - 107   2014年11月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • How can electronic commerce in developing countries attract users from developed countries? A comparative study of Thailand and Japan. 査読

    Kobayashi, T., Okada, H., Cooharojananone, N., Bracamonte, V., & Suzuki, T.

    International Journal of Electronic Commerce Studies   4 ( 2 )   159 - 184   2013年9月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Who gain resources from which social capital? A mathematical review. 招待 査読

    Horiuchi, S., Kanazawa, Y., Suzuki, T. & Takikawa, H.

    Social Capital: Theory, Measurement and Outcome. Nova Publisher.   3 - 28   2013年4月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 国民年金納付行動における認知されたゲームの利得構造―2波パネルデータを用いた探索的分析―

    小林哲郎・竹村敏彦・鈴木貴久

    ソシオネットワーク戦略ディスカッションペーパーシリーズ   29   2012年2月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Can we predict political poll results by using blog entries? 査読

    Okumura, M., Motegi, T., Kobayashi, T., Oyama, K., & Suzuki, T.

    Proceedings of the 45th Annual Hawaii International Conference on System Sciences (HICSS-45), Maui   1785 - 1789   2012年1月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

  • 評判生成規範の寛容性が社会的交換の協力率に及ぼす効果:社会的ネットワーク上での進化シミュレーション 査読

    鈴木貴久,小林哲郎

    理論と方法   26 ( 1 )   31 - 50   2011年4月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Web-based experiment to analyze norms of reputation making - How to evaluate actions with a opponent having a bad reputation 査読

    Suzuki, T.& Kobayashi, T.

    Proceedings of the 10th Annual International Symposium on Applications and the Internet, Seoul   308 - 311   2010年7月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

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書籍等出版物

  • 教養のコンピュータサイエンス情報科学入門

    ( 担当: 共著)

    丸善出版  2020年3月 

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    記述言語:英語

  • 教養のコンピュータサイエンス情報科学入門

    小舘 香椎子, 岡部 洋一, 稲葉 利江子, 小川 賀代, 上川井 良太郎, 横田 裕介, 小舘 亮之, 鈴木 貴久, 長谷川 治久, 辰己 丈夫, 曽根原 登

    丸善出版  2020年  ( ISBN:9784621305034

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講演・口頭発表等

  • Effects of Twitter Contacts on Perceived Distributions of Public Opinions

    Yuki Ogawa, Hitoshi Yamamoto, Tetsuro Kobayashi & Takahisa Suzuki

    2nd Annual International Conference on Computational Social Science 

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    開催年月日: 2016年6月24日 - 2016年6月26日

    記述言語:英語   会議種別:ポスター発表  

  • Persistent civic virtue of online news exposure: A field experiment using a popular portal website

    Kobayashi, T., Hoshino, T., & Suzuki, T.

    International Communication Association's 66th Annual Conference 

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    開催年月日: 2016年6月10日 - 2016年6月13日

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

  • Analyzing political conversation through mobile communication logs

    Suzuki, T., Kobayashi, T., & Boase, J.

    International Communication Association's 66th Annual Conference (Preconference: New Media and Citizenship in Asia) 

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    開催年月日: 2016年6月9日

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

  • Wi-Fiのシスログを用いた、地方イベントへの来場者の傾向に関する分析:福井県鯖江市「RENEW」と千葉県香取市佐原地区の「佐原大祭」を事例として

    石井桃香, 本間花, 二瓶真友, 曽根原登, 小舘亮之, 鈴木貴久

    電子情報通信学会 LOIS研究会  2020年3月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  • Wi-Fiセンサライザのシスログデータを用いた空港バスターミナルと複合商業施設における群流データ分析

    二瓶真友, 石井桃香, 本間花, 曽根原登, 小舘亮之, 鈴木貴久

    電子情報通信学会 LOIS研究会  2020年3月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

  • オンラインでのピアラーニングを活性化させるためのグループ分け方法の検討 -授業での課題取り組み時の共感距離に着目した実証研究-

    戸根木希, 鈴木貴久, 曽根原登

    情報処理学会第83回全国大会  2021年3月 

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    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

  • 新型コロナウィルスによる外出自粛の規定要因:社会的ジレンマの枠組みを用いた分析

    山本仁志, 小川祐樹, 鈴木貴久, 梅谷凌平

    2020年社会情報学会学会大会  2020年9月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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受賞

  • 国立情報学研究所優秀学生賞

    2014年7月   国立情報学研究所  

    鈴木貴久

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    受賞国:日本国

  • 総合研究大学院大学学長賞

    2014年4月   総合研究大学院大学  

    鈴木貴久

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    受賞国:日本国

  • 日本社会心理学会若手研究者奨励賞

    2014年1月   日本社会心理学会  

    鈴木貴久

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    受賞区分:国内学会・会議・シンポジウム等の賞  受賞国:日本国

共同研究・競争的資金等の研究

  • デジタルウェルビーイングに向けた情報選択行動支援

    研究課題/領域番号:23H00216  2023年04月 - 2028年03月

    科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    荒川 豊, 鳥海 不二夫, 諏訪 博彦, 鈴木 貴久, 中村 優吾

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    配分額:46540000円 ( 直接経費:35800000円 、 間接経費:10740000円 )

    現在、ユーザは、膨大なインターネットの中からシステムによって切り取られた部分的な情報を見ている状態であり、かつ、自分が見ている情報が一部であるということを認知していない状況である。 そうした課題に対して、自身の情報選好特性の認知を促すことで、フェイクを含めて多様な情報で溢れるデジタル社会におけるウェルビーイングを目指すものである。
    情報選好特性の認知支援に向けて、本研究では、個々が持つ潜在的なパーソナリティとどのような関係性があるのかを明らかにするとともに、特定の情報選好を持つエージェントを介して他者の情報選好特性を理解できるようにする。

  • 群流データの収集・蓄積と時空間データアーカイブによるスマート観光マネジメント

    研究課題/領域番号:23K11634  2023年04月 - 2026年03月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    小舘 亮之, 鈴木 貴久, 曽根原 登, 若原 俊彦

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    配分額:4810000円 ( 直接経費:3700000円 、 間接経費:1110000円 )

    世界各地において,地域が抱える諸課題に対応するために積極的にAIやIoTなどのICTを活用する新たなまちづくりとして,スマートシティ化推進プロジェクトが進められ,観光においては,交通手段効率化を図る観光型MaaS,情報提供の多言語対応,混雑緩和,マーケティングなどへの活用が期待されている.本研究では,地域のスマートシティ対応状況を評価する指標の「スマートシティ対応成熟度」を向上させるために,リアルタイムデータ収集・集積基盤を構築・拡張し,蓄積データの時空間アーカイブ化とその利活用によって,スマート観光マネジメントシステムを実装し,対象地域での評価実験を通じて,システムの効果と課題を検証する.

  • 社会的分断化とウェブ検索行動の関連:個人レベルの行動と態度変化に着目した実験研究

    研究課題/領域番号:22K13799  2022年04月 - 2025年03月

    科学研究費助成事業  若手研究

    鈴木 貴久

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    配分額:4680000円 ( 直接経費:3600000円 、 間接経費:1080000円 )

    本研究では、能動的な情報接触行動の代表であるウェブ検索に着目し、ウェブ検索が利用者の分断化に与える効果について検討する。ウェブ検索は莫大な情報への接触機会を提供してくれる反面、ある争点に対する限定された側面に偏った情報や誤情報などへの接触を増加させることで、社会を分断させるなど望ましくない帰結を生み出す要因にもなりうる。そこで、現実の社会問題についてウェブ検索を行った際の意見や態度に対する効果を詳細に検証する。ウェブ検索の効果には、利用者の個人差や検索行動の仕方の違いなどが複合的に作用し合うため、社会調査と検索ログを詳細に記録するシステムを用いて実験を行う。

  • 環境配慮行動を促進する誘因システムやナッジの実装ならびに日墺両国における実証実験

    研究課題/領域番号:21KK0027  2021年10月 - 2026年03月

    科学研究費助成事業  国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

    岡田 勇, 山本 仁志, 鈴木 貴久, 後藤 晶

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    配分額:18980000円 ( 直接経費:14600000円 、 間接経費:4380000円 )

    環境問題の解決において人々の適切な行動変容こそが本質的に重要である。環境配慮行動の促進メカニズムは行動経済学や社会心理学を中心に主に実験による仮説検証がなされてきているが、実証的な展開と効果の検証は未解決の課題である。その中で欧州では市民の環境意識が高く、様々な取り組みが先駆的に行われている。本研究では、我々がこれまで従事した国際研究を発展させ、墺・独で導入が進む環境配慮行動促進システムで、多くの企業・参加者が参加している Changers と協働し、環境配慮行動を促進させる効果的な誘因やナッジは何かを明らかにする。
    初年度の半年で、研究計画の概要について固め、具体的な予備実験の実施準備を完了させた。具体的には、日本側研究者と数回の集中的な討議を行い、どのような実験デザインが有効であるかについて検討した。その結果、当初の予定通りドイツにある Changers.com 社が運用している環境配慮行動促進アプリと協働することになり、先方とオンラインで打ち合わせをして開発と使用に関する合意を行った。次に第二年度で実施予定の予備実験を行うための詳細な制度設計・業者との交渉・大学の倫理委員会の申請手続きを順次すすめ、予備実験の実施を行える段階まで到達した。
    研究計画では渡欧して打ち合わせをする予定であり、その部分は実現できなかったものの、代替として日本での実験を先行実施することになり、結果としては研究を着実に実施できていると判断するため。
    第二年度では予備実験を行い、本実験の実施に関する見通しをつけ、日本国内における本実験の実現に努力する。また渡欧して現地で行う実証実験についての打ち合わせを行う予定である。

  • シェアリングエコノミーにおける評判の有効性:異質他者との信頼関係構築の実証研究

    研究課題/領域番号:19K14367  2019年04月 - 2023年03月

    科学研究費助成事業  若手研究

    鈴木 貴久

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    配分額:3250000円 ( 直接経費:2500000円 、 間接経費:750000円 )

    異質性を乗り越えて他者との信頼関係を構築するための評判情報(以下、評判と表記)について、シェアリングエコノミーという具体的な場面を想定して検討する。属性情報が参照可能な環境において、異質な他者との信頼関係の構築に対する評判の効果を検討し、より効果的な活用方法を明らかにする。特に、評判の信頼性として評判を生成した人の属性情報に注目しながら、異質な他者についても信頼性を正当に評価しうる評判利用の条件を明らかにする。具体的には、日本人参加者を対象とした社会調査、行動データ分析と参加者実験を行う。本研究を通じて、日本でのシェアリングエコノミーの普及における制度設計に資する知見の獲得を目指す。
    2019年度は、社会的状況を想定した交換状況において、提示される情報と潜在的な交換相手との関係性の関連について検討した。これは、具体的なシェアリングエコノミー状況を考慮するための土台となるモデルの確立と、そこでの検証に必要となる外的要因の特定を目的としている。
    一般交換状況における協力の維持に向けては、他者の評判情報が重要な役割を果たす。先行研究では、協力の維持を可能にする評判の生成方法については、対象者の過去の行動だけでなく、その交換相手の評判(二次情報)まで考慮する必要性が示されている。シェアリングエコノミーにおいても、信頼関係を構築するためには他者の評判が重要であり、その評判の生成方法に着目する必要がある。そこで、対象者の行動とその交換相手の評判の両方を操作した複数のシナリオを用いた調査を行い、検証を行った。その結果、評判の悪い相手に対して非協力行動を行った人に対する評価では、良くも悪くもならずに保留されることが示された。この結果は、他者に対するステレオタイプを生じさせるような属性情報が追加で提示された場合においても、交換相手の評判の内容によっては信頼関係の構築への効果が異なる可能性を示唆している。
    また、複数のシェアリングエコノミーサービスについて調査し、それぞれで提示される利用者の属性情報や行動履歴の有無などをまとめた。これにより、2020年度に行う利用者向け調査の準備を進めている。
    2019年度までに交換状況における対象者の評価方法に関する調査を行い、2020年度に実施予定の調査に向けた理論的なモデルの確立は予定通り進んでいる。
    ただし、感染症拡大によるシェアリングエコノミー利用者への影響によっては、2020年度に行う利用者向け調査について再検討が必要になる可能性がある。
    2020年度は、2019年度に行った調査で用いたモデルにステレオタイプを生じさせるような対象者の属性情報を追加することで、評価にどのような影響が出るのかを検討する。また、実際のシェアリングエコノミーサービス上のオンライン行動データの収集および分析を行う予定である。感染症拡大によるシェアリングエコノミー利用者への影響によっては、2020年度に行う利用者向け調査について再検討が必要になる可能性がある。

  • シェアリングエコノミーにおける評判の有効性:異質他者との信頼関係構築の実証研究

    2019年 - 2021年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究 

    鈴木貴久

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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担当経験のある授業科目

  • プログラミング入門

    機関名:津田塾大学

  • マスメディア論Ⅰ, Ⅱ

    機関名:学習院大学

  • 卒業論文

    機関名:中央大学

  • 社会情報学演習

    機関名:中央大学

  • 社会調査入門

    機関名:津田塾大学

  • 統計Ⅰ, Ⅱ

    機関名:津田塾大学

  • 英語読解

    機関名:中央大学

  • Web情報システム論

    機関名:津田塾大学

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